日別アーカイブ: 2013年10月7日

花嫁衣裳

長男の彼女の花嫁衣裳も、豪華で美しかった。銀座が歩行者天国になり道路に出て写真撮影をしたので、通りがかりの人がたくさんカメラを撮り、中には外人の方もいて、色々な方から祝福されて私も本当に嬉しかった。日本文化にも貢献したと思う。

彼女のお母様が「成人式の時以来の着物で、20代の一番いい時に勉強ばかりしてきたので、こういう華やかなことは本当になかった。」とおっしゃったのが印象的だった。

息子に関しては会った時、目の下に隈を作ってひどく疲れた顔をしていたので、「今日のために何で気をつけないの?」と注意したのだが後で「お母さんこそひどくやつれた顔でババアそのもの」と失礼なことを言うので、「確かに2,3日寝不足だけどお母さんは今日は直接関係ないでしょう。」と返したのだけれど、なんと思いがけずスタッフの方から「一緒にお写真を」と言われて関係あることになった。それにしても突然の結婚で、誰のせいで寝不足になったと思っているんだ、と憤慨する母であった。なにはともあれ、天気は暑くもなく寒くもなく、心配した雨も降らないで無事前撮りが終了して、感謝しました。(写真は了承を得た後に)

前撮り写真

今日は息子の結婚式の前に行う、和服を着た姿を前撮りする日だった。振袖なので、もう私が着る可能性がなくなった加賀友禅も、花嫁衣裳を着る前に着ていただいた。こんなに綺麗な着物だったのか、と思えたのは多分すごく似合っていたからだろう。豪華かつ清楚で息子もとても喜んでくれた。(後ろ姿の写真、そのうち載せます)

加賀友禅を着てもらおう、と思ってから今日まで準備が忙しかった。帯と一緒に洗いに出して草履を買い、帯揚げ、帯締めは叔母が送ってくれた中から選んで使った。今日、美しい花嫁を見て沢山の方の努力の甲斐あったと嬉しかった。

実際、多くの方たちに助けてもらった。呉服屋さんは一生懸命着物、帯、小物をcoordinateしてくれたし、叔母は超忙しい中、小物を送ってくださった。結婚式場のスタッフも一丸となって良い写真が撮れるよう努力してくれた。もっと言うならば手描きで加賀友禅を描いた職人さん、着物を製作した人達も間接的に参加している。本当に多くの人達の手があってここで又着物にも命が宿り、その着物に似つかわしい女性に着物を通してお祝いの花が咲いたような気がした。花嫁衣裳の話は又明日。