「静岡知事が、平成25年度全国学力テストで県内公立小学校の国語Aの成績が全国最下位だった結果を受け、成績が悪かった100校の校長名を公表したいとの意向」の記事を読んでため息が出た。今時教育の価値を点数に求めること自体時代遅れだし、文科省もそれは「校長をみせしめにするための行為」というのだったら、「最下位」という烙印を押す「県をみせしめにする」成績の公表をやめればいい。
どんなに知識を詰め込んだって、だからといって職にありつける時代でないことはもうわかっているはず。勿論知識は必要だが、あくまでそれは人間形成の一端で、今の日本の教育に必要なのは、知識をもとに自分で判断したり考えたりする力や想像力を養うこと、健全な精神のための情操教育ではないのか。
どう考えても教育の目的はどこかに行ってしまい、方向性も間違っているような気がする。「机上の学問」に終わらせないようにするためには「点数」で学校や校長先生をおいつめないで、(それはイコール子供を追い詰める)もっと子供が生きる力を身につけ、人間力がつくように多角的な視点で教育や学校を評価して欲しい。