日別アーカイブ: 2016年3月29日

母さん、助けて詐欺未遂(2)

でもそこは現代っ子。すぐ「おまえ、携帯の番号変えた?」とラインしたら、「いや、変えてないよ。」と返事があった。その後、携帯に偽の次男から電 話があったが無視。すぐ警察に連絡し報告した。長男が「お母さんしかいなかったら騙された。」と言うので、「この後気がつかなかったら、どんな展開になっ たのかな。明日、重大な病気だとわかったけれど、保険がきかなくて現金がいる、とか何とかね。いくらお母さんだって、高額のお金を要求してきたら、(そん なお金すぐ出せないとわかっている)我が子ではないくらいわかるわよ。」と弁明しておいた。

石垣に咲く可憐な花

石垣に咲く可憐な花

次 の日、防犯課の刑事さんが来て、「この電話は母さん、助けて詐欺、防犯のため録音されています。」とアナウンスする機械を取り付けてくれた。効果抜群だそ うだ。「今立川、国立が狙われています。」私が「携帯番号までわかっているのに、捕まえないのですか?」と聞くと、「下っ端つかまえてもほとんど意味がな いのです。」と教えてくれた。成程、世の中そういうものか。彼もうちの子供達と大して年は違わないだろうと思うと複雑な気持ちになった。中にはそういう子 の親が「母さん、助けて詐欺」に騙されるなんてこともあるのだろう。カルマの法則が働くと。

一つびっくりしたのは、長男が「弟二人とも、原 因不明の熱が出たくらいでお母さんに電話してこないよ。」と断定したことだ。う~んと、どういうことかな?1.子供のことに関心ない冷たい母親だから  2.下手に騒がれてうるさいから 3.結果がわからないのに途中経過を言っても意味ないから。正解はどうやら3番。三人共、私が思っているよりもちゃんと 自立している、と思えた一幕だった。

母さん、助けて詐欺未遂(1)

丁度もうぴったり一ヶ月前のことになる。その日はめちゃくちゃ忙しかった。午前中は国立のスタジオで気功クラス。(新しい方が三人みえて、12人のクラスとなった。)午後は母のいる施設でピアノの演奏と歌と伴奏を頼まれて、(それも三日前に)リストやチャイコフスキーを始め4曲を弾き、あまり聞かせられない歌を1曲歌い、それで自信をつけた皆さんの大合唱の伴奏をして、一時間務めたのだ。

夜は長男夫婦が来て食事をした後、電話がかかってきた。次男の名をなのり、高熱で病院へ行ったが、原因不明なので明日、耳鼻咽喉科へ行くと言う。私もインフルエンザをしたので声が違うと思ったけれど、何となく病気のせいにして話を聞いた。病院で嘔吐してその時トイレに携帯を落とし番号を変えたので、と新しい番号を言い、私の携帯番号を聞きだし、明日又電話すると言って電話はきれた。

春本番。どうして木の陰は曲がったのかな?

春本番。どうして木の陰は曲がったのかな?

何より心配が先立ち、長男夫婦にそのことを言った。お嫁さんも心配して「ノロじゃないですか?」と言っている。ところが長男はすぐ「お母さん、それおかしい。○○が調子悪いからと言って原因がわからないうちにお母さんに言ってくることはないよ。」「それに調子が悪い時に携帯変えるなんてあり得ない。」と言って次男に電話してくれたけれど出ない。(遅いのでTo be continued)