母さん、助けて詐欺未遂(2)

でもそこは現代っ子。すぐ「おまえ、携帯の番号変えた?」とラインしたら、「いや、変えてないよ。」と返事があった。その後、携帯に偽の次男から電 話があったが無視。すぐ警察に連絡し報告した。長男が「お母さんしかいなかったら騙された。」と言うので、「この後気がつかなかったら、どんな展開になっ たのかな。明日、重大な病気だとわかったけれど、保険がきかなくて現金がいる、とか何とかね。いくらお母さんだって、高額のお金を要求してきたら、(そん なお金すぐ出せないとわかっている)我が子ではないくらいわかるわよ。」と弁明しておいた。

石垣に咲く可憐な花

石垣に咲く可憐な花

次 の日、防犯課の刑事さんが来て、「この電話は母さん、助けて詐欺、防犯のため録音されています。」とアナウンスする機械を取り付けてくれた。効果抜群だそ うだ。「今立川、国立が狙われています。」私が「携帯番号までわかっているのに、捕まえないのですか?」と聞くと、「下っ端つかまえてもほとんど意味がな いのです。」と教えてくれた。成程、世の中そういうものか。彼もうちの子供達と大して年は違わないだろうと思うと複雑な気持ちになった。中にはそういう子 の親が「母さん、助けて詐欺」に騙されるなんてこともあるのだろう。カルマの法則が働くと。

一つびっくりしたのは、長男が「弟二人とも、原 因不明の熱が出たくらいでお母さんに電話してこないよ。」と断定したことだ。う~んと、どういうことかな?1.子供のことに関心ない冷たい母親だから  2.下手に騒がれてうるさいから 3.結果がわからないのに途中経過を言っても意味ないから。正解はどうやら3番。三人共、私が思っているよりもちゃんと 自立している、と思えた一幕だった。

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