日別アーカイブ: 2016年1月16日

生活が大変

どこかに出かけようとすると、大体どこかの線で「人身事故」のお知らせが最近目につく。飛び込む方の理由の上位にくるのが、健康に関することと、経済問題。健康に関しては私も関与しているので、色々思うことがある。経済問題に関しては生活が苦しくなったり、「下流老人」という言葉がでてくるのは以下のことが原因になっていると思っている。都会に多いサラリーマンの場合。

二階から見た冬の木立。寝た状態でとりました。

二階から見た冬の木立。寝た状態でとりました。

一つは年金問題。日本人は老後は年金がでて仕事がなくても暮らせるはずだった。ところが年金受け取り年齢が引き上げられ、仕事がなくなると途端に収入が断たれることになってしまう。その上平均寿命がどんどん延びて、退職後30年近くの生活を支える資金が必要になった。なのに正規雇用が減り、若者さえ就業に苦戦している時代どうして中高年がまともな職業に就けるだろうか?

子供達が学生時代にはよく「社会を見なさい。どれだけ厳しいか感じなくては駄目。現実をみて行き先を決めなさい。」といってきた。それが親として正しかったかどうかわからないが、日本の行き先、暮らしに私はかなりの危機感を持ってきた。吸う空気だって何故かマスコミで話題にならないが、ネットではpm2.5の注意報が毎日わかる。日本気象協会も出している。

思うに、もう生活のどの分野でも「寄らば大樹」の時代はとっくに終わった。医療、経済、生活、健康について自分で情報を集め、自分で自分の身の処し方を決めていかなければならない。幸いなことに情報収集は事欠かない。選択肢もたくさんある。けれども選択肢が沢山あるということは、自分で決定しなければ何も進んでいかないということでもある。これって個人主義が発達した欧米に比べて日本人が苦手なような気がする。

ある意味日本人が成長するチャンスかもしれない。自立した上で、本来の日本人の良さを生かしてお互いに助け合う、という姿勢がこれからの日本、世界を生きるうえでとても必要、と感じたこの頃だった。

札幌クラス

千歳空港。この時期雪がないのは珍しいらしい。温暖化の影響、大きい。

千歳空港。この時期雪がないのは珍しいらしい。温暖化の影響、大きい。

1月9日、10日で札幌で夏のモエレ沼に続く二回目の気功クラスを行なった。12月忙しくて広告が間に合わなかったこともあり、KIRAKU気功をより多くの方に体験して頂くという目的が達せられた、とはいえない結果だった。(要するに来て下さる方が少なかった)

それで収支的に赤字でこれからどうしよう、と思ったが予算的に余裕がある限り続けようと思った。理由は二つ。いらした方が「間があいてもいいから長く続けてください。」と言ってくださったこと。もう一つは11日にひいたおみくじに「冒険、そして挑戦を恐れないでください。生きるということは、たくさんの経験を積んでいくことなのです。たましいに刻まれた経験は永遠に消えることはありません。」とこれ以上タイムリーなものはないというお言葉が書かれていたこと。

「転んでもただでは起きない」ことを信条としているが、国立クラスでは大して宣伝もなく順調に続いているので、このままでいいと思っていたけれど札幌に出てみて、気功の認知度の低さがよくわかった。今年はそういうことも視野に入れて自分なりの営業や広報活動にも力を入れようと決めた。

札幌に来ること何回にもなるが、残念なのは時間がなくて、駅すぐ近くの北海道大学さえ観光できないことだ。ホテル前からスキー場行きのバスストップがあり、見た途端行ってしまいたい衝動にかられた。もう何年もスキーしていない。そのことを金曜日の国立クラスで言うと、「スキー、危ないですよ。軽井沢で大変な事故がありました。」と教えられ、言葉を失った。  合掌