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恐るべし、適性検査

確か小学生だった時、職業の適性検査をした。立体、空間が得意な人は、何故か一番難しいと設定されていたパイロットにもなれる可能性がある。私は立体、空間が不得意だったので難しいとされる職業は軒並み不向きで、その時わかったのだが「手」の動きがとても良くて(頭の動きではない)最適なのは「手を使う工場の作業員」というようなものが出た。、子供心に複雑な気持ちになったのを覚えている。

芸小ホールの公園にて

芸小ホールの公園にて

でも確かに就職したのは外資系企業だったので、毎日英文タイプを凄い勢いで打っていたし、今は「手」を道具にして気功師になっている。また一番の趣味はピアノなので、やはり体の中で何を一番使い、仕事や趣味に役に立っているかというと、残念ながら頭や顔や容姿ではなく、足でもなく「手」ということになる。う~ん、恐るべし、適性検査。

母の誕生日

今日は母の83才の誕生日。昨年の3月31日に倒れたので約一年たった。母にとって最も過酷な一年だったに違いない。「車椅子に座っていられることが最終目標」と言われたくらいひどかったのに、自分で食事をとれるようになった。言葉に関しては発っすることも無理、と言われたのに、買ったセーターと上着を見て「これ、可愛い」と言ってくれた。お母様が母と友達の鮫島有美子さんの日本の歌を一生懸命聞き写真を見せると「うん、うん」と頷く。

よくここまできた、と思う。本人はしんどいだろうけれど、やはり子供としては生きてくれているだけで心強い。余程うちに連れてきてしまおうかと思ったことも何度かあったけれど、車椅子がはいらない、バリアフリーではない、トイレ、風呂が寒いなどいくつも直さなければならないことがあり叶わなかった。老後のことも頭に入れてうちを考えなければいけない、と始めて気がついた。

公園の風景

公園の風景

一つ不思議なことは、私も本当に大変な一年だったのに気功に関する仕事は意外な程進展を見せ、形になり始めたことだ。今までもそれなりの努力はしてきたはずなのに、どうしてかよくわからない。忙しい、忙しいで密度が濃くなったのか、母を見て自分もあまり呑気にしてはいられない、と思ったのか。まだまだ目標には程遠いが、与えられたチャンスをものにすべく邁進していこうと思う。

色々なlicense

私が学生の時は花嫁修業という言葉がまだ実質を持っていて、母は張り切って私と姉にお茶、お花を習わせた。面白くて表と草月の最初の師範まで拾得したが、その先の家元近くの師範までがひたすら金銭的に遠く、そのせいか母は始めの師範を取ると何も言わなくなってしまった。着物の着付けも然り。でこの三つは生活に役には立つが、資格としてはB級ライセンス化している。

駅の風景

駅の風景

他、パンの先生、車の免許(これが一番使っている)等とり、最近は国内旅行業主任をとった。美術専門の旅行業を夢見たのだが資格を出してくれた協会に「どうやって旅行業を始めるんですか?」と聞いたら、「旅行会社のスタッフを引き抜いてきたら?」と言われ、これは相当の覚悟と資金がいるな、と始めて思い知った。色々なlicenseを持ったが、licenseがでない気功師として仕事をしていくことになるとは思いもよらなかった。