母のことと音楽

母の所には定期的に行っているが、施設に移ってから五箇月たち、大分慣れたようだ。今日行ったらはっきり「ありがとう」と言ってくれて驚き、とても嬉しかった。もう私のことを「お父様」とも言わない。でも「遠くの親戚より近くの他人」の諺通り、よく側にいてくれる若いケアマネさんをお気に入りで、今日は「そんなにこなくていい」とこれも結構はっきりと言われた。

母の気遣いだと思うが、やはり少し複雑な心境。「お母様、ここで幸せそうだね。」と言ったらうんうん、とうなづく。「そうだよね。なんにもしなくても誰も何も言わないし、楽ちんだよね。」と少し、意地悪に言っても一生懸命うんうん、とうなづいている。それを見て思わず笑ってしまったら、もう一度「来なくてもいいよ」と言われたので早々に退散した。

公演風景・桜の残照

公演風景・桜の残照

今11時。日曜日はラジオで10時から好きな番組がありご機嫌な時間だけれど、今日はテレビであるピアニストの演奏を聴き、いっぺんにファンになってしまった。ピアニストで好きな人は中村紘子、藤子ヘミングと女性の方がピンとくるのだけれど、今日の方も可愛らしいフランス人。名前はエレーヌ・グリモー。N饗とプラームス、ピアノ協奏曲第二番変ロ長調作品83を弾いた。力強く優雅でなんと言っても、オケとの調和が素晴らしい。技巧的な男性ピアニストはソロではないでしょう、と言いたくなる人もいるけれど彼女はぴたっとオケと一緒に音楽を作りあげていた。いいな、いいな、神様、あなたは彼女に二物を与えられましたね。そういう方の出会いに感謝。絶対生でききに行きたい。ラジオも勿論楽しみました。生きている喜びを感じる時間。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.