金沢へ

車窓から。山の好きな私にはたまらない光景。

車窓から。山の好きな私にはたまらない光景。

今年はお正月休みが長かったので、二泊三日で金沢に行ってきた。本当はそろそろスキーを始めたいのだけれど、良い雪も降っていないようなのであきらめた。金沢でまず見たかったのは「金沢21世紀美術館」。SANAAが設計し2004年に開館した。SANAAは2010年にプリツカー賞(建築部門のノーベル賞と言われている)を受賞している。

とても個性的な建物だったけれど、展示スペースが広大で、このスペースに負けない芸術家が必要だと感じた。その芸術家の一人は柿沼康二さんで全身で書いた大きな書を展示していた。一見すると絵に見える「喰」やぼかしを上手く利用した「おまえはだれだ」が面白いと思った。

あまりインスタレーション(空間全体を作品として体験する)は好きではないのだがイスラム社会の一方に男性の視点、相対して女性の世界を写したヴィデオ・インスタレーションは社会構造とそれを外から見る私達の立場がその空間と一致して、不思議な高揚感があった。

能登の文化をそのまま持ってきたような島袋さん中心の企画も、この美術館ならではのもので、幅広く「美術」を扱っているのには好感が持てた。金沢を訪れた方は是非足を運んでください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください