危ない二つの経験

今日は、ひやっとした経験を二つ書いておきます。一つは、道路上のことです。ある日、道を歩いていると、救急車の音が歩いてきた方から聞こえてきたので、あっと思って足を止めました。四辻を通りすぎたところでした。すると、通り過ぎた四辻の右の道路からも救急車の音が聞こえてきたのです。えっ、と思って見ると丁度同じくらいの距離から来るのです。大きな道路ではありませんでしたが、信号はありました。でも救急車って信号関係ないわね、と思っている間に二台がみるみる接近してきたので、あっ、お互いに大きな音を出しているので聞こえなかったら衝突?と思って道の真ん中に出て手を大きく振り、90度の角度からも救急車が来ていることを伝えました。と、四つ角で救急車が止まったのです。お互いに分かっていたかもしれません。でも用心にこしたことはない、と思っての行動でした。交差点で二台の救急車が出会う確率は低いと思いますが、なきにしはあらずなんだ、と学びました。結構怖い経験でした。

菜の花を見るとほっとします。もうそろそろ、おしまいですが。

菜の花を見るとほっとします。もうそろそろ、おしまいですが。

もう一つは熱中症です。家族と父の施設に行きました。彼は風邪気味で昼間寝ていたのですが、その部屋はすごく暑く、私は5分もいられませんでした。夕方、父を部屋から廊下へ連れ出した時、彼は「気持ち悪い。」と言って廊下の椅子に座りました。嫌な予感がして、偶然カバンの中にあった水を飲ませました。飲んだ直ぐ後、目が虚ろになり焦点が定まらなくなり、驚いて名前を呼んでも、眼を開けたままぐったりしてしまいました。大声で「誰かいませんか?」と声を張り上げると、家族を訪問していた男の方が出てきて、「職員を呼んできます。」と言ってくれましたがエレベーターがなかなか来ません。部屋に戻り呼び出しベルを押し続け、事態を説明して、廊下に戻った直後、意識を取り戻しました。幸い看護師さんが駆けつけてくれて、首の後ろを冷やしたりポカリを大量に飲んで、大事にはいたりませんでしたが、後で考えると、水を飲んで胃に到達した頃正気にかえったのではないかと思い、怖くなりました。

明らかに、既に部屋の中で熱中症になっていました。私が「暑くない?」と聞いた時、「全然」と言ってましたが、風邪で寒気を感じている時には暑い感覚はないでしょう。それに薬を飲んでいたので、後から聞いたら寝ている間、汗をかいて二度ほど着替えたようです。体の中の水分を失い、温度も湿度も高いところで寝ていたので、熱中症になる条件は揃っていました。日本は5月の上旬で、もう熱中症を心配しなければいけない国になってしまったのです。夫々が気をつけるしかない、と重く受け止めました。

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