Daily Archives: 2013年3月17日

私と自然

よく言われることだが、多くの国が自然を「征服すべきもの」とらえる中、日本人は自然の中に神を感じ、敬い共生していく方法をとってきた。幼い頃は中国山脈のなだらかな山で遊び、瀬戸内海の海の幸を堪能し海水浴を楽しんだ。春夏秋冬を当たり前のように体験し感じてきた。季節は体全体で感じるもので、特に空気が運んでくる匂いや植物や動物の気配も印象的だった。

いつからだろう、季節を温度でしか捉えられなくなってしまったのは。確かに梅、桜、朝顔、ひまわり、公園の広大なポピー、コスモス、虫の声が季節を伝えてくれるが、春になってもあの大地の喜びの様なふくよかな春風は感じない。秋になってもあの厳しくて透徹した大気はない。ただの感傷だろうか。平和を絵にしたような、あの頃の日本の自然にもう一度抱かれてみたい。

街の夕暮れ。賑やかだけれど、どこか寂しい。

街の夕暮れ。賑やかだけれど、どこか寂しい。

 

久し振り、今日の夕食

久し振りに父と母がいる施設で会い、帰りは車で送って、実家で夕食を食べることにした。帰りはレストランに寄ってすませることもあるが、春は出費が多いので節約の意味もある。それに自分で作った方が美味しい。

ラッパも吹ける頭の良さ

ラッパも吹ける頭の良さ

今日はお肉が好きな父のためにビーフシチューをメインに、新聞にのっていたコリアン家庭料理のチャプチェ、ほうれん草のおひたし、わかめと卵のスープ、それにサラダを出そうとしたら「もう要らない」と言われたので以上。ビーフシチューは市販のルーを使うけれど材料を油でさっと炒めてから水をいれ、灰汁をとってから白ワインと酒、黒酢でしばらく煮込むので深い味わいになる。(自慢)出来上がってソースとケチャップで味を調整する。甘めが好きな父のために玉ねぎは中4こ使った。おいしくて母の所で疲れたけれど、みんな機嫌が良くなった。(ドヤ顔)