孫の話ーばばばか日誌

今またコロナ禍が再燃の勢いだけれど、10月の始めの頃は少し収まってくるかな、という状態だった。そういう時に、男の子の孫を預かることを頼まれた。天気予報は時々雨で公園は駄目。四歳の男の子をどうやってあきさせないで遊ばせるか?そうだ、どこかの施設へ出かけてしまおう、と決めた。

行き先は大宮の交通博物館。本物の電車の展示があり、何より電車オタクの彼にとっては色々な電車に乗って目的地に向かうことも喜びに違いない。電車は空いていて、窓から景色が見えたが景色より何より、すれ違う電車に歓声をあげた。さすが電車オタク。

お花を見るとほっとする。お花のフェアリーをいつか見たい。

着いてみると、東京の施設より規制だらけで、本当は本物に近い汽車に乗れるのだけれど何一つ乗れない。あちゃ~。でも大きなジオラマがあり、解説付きで一日の大宮駅周辺の電車の動く様子を見ることができ、これはかなり満足な様子だった。後は、展示の電車に幾つか乗り、中には景色をヴィデオで流している車両もあって、臨場感満載だった。最後に昼食とアイスを食べさせて、さて帰ろうかという時、「新幹線にのりたかったな。」と言われた。ミニの新幹線に乗せるはずだった。

待てよ、ここは大宮。ちびちゃんだから膝に乗せれば、乗車賃は私だけ払えば済むし。よし、奮発して東京駅まで新幹線で行って、帰りも特急あずさかなんかに乗って超スピードで帰ろう!その話をしたら大喜びで、タイミング良く直ぐ来た新幹線に乗った。5分程窓の外を見ていたら、「トイレに行く。」と言って「大きい方だよ。」と言うのでついて行き、10分程いて、また外を少し見ていたら東京に着いてしまった。私としたら、「今」しなくてもいいのに、と思ったけれど、駅から家に向かう途中で「新幹線、楽しかった?」と聞いたら「うん。新幹線のトイレにも入ったし。」と至極、ご満悦の様子。成程ね、それがいい思い出になるんだ、だから子どもは可愛いな、と改めて思った次第でした。

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