「朗読」とはどういう行為か

やっぱり生きているお花が好き

やっぱり生きているお花が好き

ドリアン助川さんの立川での朗読の授業は、今日で終わった。久しぶりに文学的世界を堪能できて充実していた。「朗読」とは、詩や文章から受け取るイメージを他者に伝える行為である。イメージを持つ、持たないでは朗読の説得力が違い、受け取る側は自分なりに又そのイメージを膨らますだろう、と教わった。

詩を読むと、詩人の気持ちの底がわかる。宮沢賢治、高村光太郎、草野心平などを読んだのだが、他者に向けて読むには、確かに自分がどれだけその詩が作る世界を捉えられるかが迫られる。ピアノを弾いている時は手という肉体を通して、作曲家の内面に入っていく感覚だが、朗読は発声器官から詩人の精神世界へ侵入する行為だと思う。明日もこの続き。

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