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富士へ

一泊二日で富士へ(富士山ではない)行ってきた。午後用事があったのでどう考えても日帰りができたのに、富士山の近くにいたくて一泊した。けれど心掛けが悪かったのか二日とも7合目位から下しか姿を見せてくれなかった。でも午前中、富士市立博物館と歴史民俗博物館、屋外の移築した建物や古墳を見ることができ、新緑の中広い敷地を歩き回れたのはそれなりに楽しかった。

今年は色々な花が一度に咲いた

今年は色々な花が一度に咲いた

午後は講演会に出席した。気功とも関係あるもので、私の中では楽しみというより仕事の一つなのだが、家族は「一人で遊んできた」という雰囲気。気功が世間で本当の理解がえられるのは遥か先と感じているけれど、家族が気功を私の仕事として認めるのはそれよりもっと先だろう、と覚悟した。主婦はこうあるべき、という思い込みは恐ろしい。そういう枠にはまることが出来ない私を見ている家族も、結構しんどいかもしれない。

もう少しバリのinformation

運転手さんにバリのThe best season(一番いい季節)はいつかと聞くと、9月と10月と一人の方は言った。何故かと聞くと「花が咲き乱れ、とても綺麗」と。もう一人の方は8月。「波が高くなりサーフィンに最高」と。ではThe worst seasonは?と聞いたら二人とも12月から1月にかけて、と言った。つまりクリスマスから日本の正月にかけてということらしい。もの凄い人が押しかけて車が全然進まないようだ。確かにバリの道路は日本と同じで大変狭い。2月でさえ、都市部に近づくと渋滞を経験した。

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世界遺産に登録されたパクリサン河川流域にある「グヌンカウィ遺跡」ヒロちゃんツアーで行きました。

このまま行くと北京の二の舞にならないか、と心配したけれどバリは道路の直ぐ側に森が続いているところが多いので、恐らは杞憂だろう。(ことを願う)二人の運転手さんがバリをとても愛していて、このまま変わらないことを願っていたのが非常に印象的だった。バリのファンになった私も同感です。

バリに関するインフォ

バリはビザがいる。日本の出国時に25US$、バリ出国時には150000ルピア(日本円で約1500円)がいる。ルピアを用意しておかないと面倒なことになるので始めからとっておいた方がいい。観光タクシーは日本から予約して「世界遺産巡りコース」が8:30から夜10:00まで、4箇所行って昼食、夕食付きで二人で一万三千円。他の日は一時間10$の約束でダンス系を見て回った。こちらは4人まで同じ値段なので、グループで行くと割安感があると思う。これは食事は勿論つかないが好きな所に連れて行ってくれる。

ヒンドゥー教の塔群。ここの屋根は四角い。

ヒンドゥー教の塔群。ここの屋根は四角い。

交 通費は安いのだが、レストラン、お店は観光客用だったのか、日本と同じかへたすると高い位。デンパサール空港前のマクドナルドは日本の方が安い。チップは 5000ルピア以上、と何かに書いてあったので、ちょっとしたことには1ドルを渡していたが十分だったようだ。銀製品は工芸品で一万円位で素晴らしい物が あり欲しかったけれど、予算がなくて断念。もう少し余裕をみて持って行けばよかった。雨季と乾期があり二月は雨季なのだけれど一日だけ夕方ぱらっと降った だけで、あとは天気には恵まれた。赤道直下ということで暑さを覚悟したが、建物の中に入ったり、少し高い所に行くと風が気持ち良く、日本の夏の方が余程過 ごしにくい。世界中が同じような風景になっていく中、異文化体験ができ人は温かく、期待していた以上の旅となった。

 

 

バリのヒンドゥー教

バリはほとんどの人がヒンドゥー教らしい。「確か最近亡くなったサイババもヒンドゥー教でしたね」と言うと「インドのヒンドゥー教とは違う。バリのは穏やかだ」と言う。お寺に行くと椎茸を重ねた様な屋根のついた塔が何本もあり、それは何かというと神が降りてくる場所で、どこの塔にどの神が降りてくるか決まっている、という。日本だと多分、その椎茸の様な屋根が多くて大きい程、格の高い神、ということになるのだろうけれど、バリで一番偉い神が降りてくる所は何と屋根なし。屋根に入っている部分を比べると一番大きくて入口からは一番奥まっているところにある。(全ての寺でそうかどうかは知らない。私が行った世界遺産の一つの寺の話)

世界遺産になった広大な棚田

世界遺産になった広大な棚田

感心したのは宗教が根付いていて、ヒンドゥー教で大事なことは、と運転手さん二人とも同じ説明をしてくれたこと。笑顔とポジティブ思考が人生には欠かせない。また自然神を信じとても大切に思い扱っている。だからバリには自然災害はない、と言い切った顔を見て「最も強いのは信仰心です」というマザー・テレサの言葉を思い浮かべた。

バリの家族システム

今度のバリはフリーで行ったので、案内をして下さった運転手さんと沢山お話する機会があった。その中で印象に残った一つは高齢者は家族で見る、ということ。奥さんが綺麗だ、と自慢するので、「会いたい」と言ったら、本当にうちに連れて行ってくれた。門を入るとゆったりした中庭に屋根だけの建物があり、そこでお祖父さんが気持ちよさそうに横になっていた。そして敷地のかなりの部分がご先祖様のお墓。中庭を囲むように建物が家族分、三棟あり全体的には大家族で住んでいる。

Turtle island(亀の島)で

Turtle island(亀の島)で

日本をかなり理想化していて、日本人はお金持ちで何でもできると思っている。「隣の芝生は青い」というのはどこでも本当のこと。こんなに広い敷地に住むこ とは日本では普通の人には不可能だし、お墓が敷地にあることもない。老後を子供や孫が無理なく世話できるシステムがどれ程尊いか、思わず熱弁してしまっ た。「お金がないし、そういう(老人ホーム)施設も滅多にないので家族で面倒見るしか考えられない」という言葉を少し複雑な思いで聞いた。多分介護の主な担い手である奥様に突っ込んだ話を聞いてみたかったのだが、はにかんだ柔らかい笑を浮かべて私と握手すると、そそくさと姿を消してしまって残念だった。

バリの海

おととい、多分ぎょっとするような写真を載せてしまいましたが、泳いだわけではなく、シュノーケルで潜ったのです。生まれて始めて。というのも三男がフィリピンで何度かしていて、私もバリの海で魚に会いたい、と我が身の危険も省みず、ボートで連れられて行った海に飛び込んだのです。ところが水が濁っていて魚は全くいない。三男は「水が汚くて魚がいない」と早々に上がってしまい、それでも私はあきらめきれず、もう少し沖合に行った海に再びドボン。シュノーケルが口から外れそうになるのを何度も直しふと見ると、何と目の前にエンゼル・フィッシュと白と黒の縞模様のスリムな小さな魚が5,6匹いたのです。

崖の上に立つヒンヅゥーの塔

崖の上に立つヒンヅゥーの塔

一瞬ですぐ見えなくなってしまいましたが、しつこくて身の程知らずのただ元気だけは良い女の人(=私)に海の神が哀れんで見せてくれた、そんな感じのひとコマでした。多分昔は水も綺麗で、海に出る前に見た写真の様に魚が一杯いたんだろうな、と思うと「いずこも同じ秋の夕暮れ」とせつなくなりました。やはり人間も豊かに暮らすには、環境問題をしっかりと考えなければいけない、と改めて思った次第です。そう言えば若い時、水質管理の免許を取ろうとして、何故か、母と姉に大反対されて諦めたことまで思い出しました。あのままで行けば今頃は人の体の浄化ではなく、水の浄化に一生懸命だったかもしれません。

バリで盛り上がった話

バリで二人の運転手さんと共通して盛り上がった話は、意外なことに「教育費」の高さのこと。お子さんが始めの方は三人、次の日の方は四人いらして、私が「うちの子育て費用の70%は教育費に出ていった」というと二人ともバリも同じだ、という。「日本では公立の高校の授業料は無償化されそうだ」と言うと凄く羨ましがられた。「うちは何の恩恵もなく子供を育てたけどね」というと、「でも奥さん、ここに来られる、幸せ」と言われ、ごもっとも、とうなずいた。

三男とごめんあそーばせ

三男とごめんあそーばせ

次に盛り上がったのは私のしている気功の話。何となくこういうヒーリングはバリでも似たようなものがあるだろう、と思っていたけれど気功の話をしてから実際にして見せると、相手は吃驚仰天。入った店でも肩が痛そうにしていた店員さんに思わずやってあげたら、店員さんに取り囲まれる羽目になった。バリの方は気功をとても素直に受け入れてくれて、「何か種があるんだろう」などとは思わない。そうか、こういうもので人を騙す事件は日本と違って今までなかったんだろう、そういう意味では幸せな所ね、とバリの気持ちいい風に吹かれながら今度は私が羨ましく思った。

 

 

 

又今日から

長いお休みを頂きましたこのブログも又今日から復活。二日前には帰宅したのですが帰ってきたら予想通りの忙しさ。次の日から弾丸列車のように飛び回り、あれもこれもそっちもあっちも。父の所に夕食を作りに行ったり、母の洗濯物をとりに行ったり郵便物を六個出しに行ったり。でもちゃんと立川の中華料理店で行われた音楽イヴェントにも参加して、楽しくおいしい思いもしたのです。(うふっ)

よ

親切にしてくれた運転手さんと。四ヵ国語話す

実ははるばるバリまでヒーラーに会えるかな、と思って三男に誘われるままいったのですが、全く会えず。神の化身と言われる猿、しかも小生意気な小猿にmy galsses(眼鏡)を持っていかれ、気に入っていたストールをなくしてきた。でも一言で言えばヒンヅー教の寛容さと街と森と独特な文化が同居する不思議な感覚が印象的だった。何度かゆらゆらした時ベッドで横になっていたので、えっ、又ポルターガイスト?まさか、と思っていたらすぐ近くのソロモン諸島でかなり大きな地震があったようで、バリでは誰も何も言わず日本に帰ってから知った次第。そういえば運転手さんが「バリでは自然の神を大事にしてるから大災害は起こらないよ。」と自信たっぷりに言っていたな、と人なつっこく温かい笑顔と共に思い出した。