孫の「あっ」という話

いい訳ですが、四月に入ってからもの凄く忙しく、豊橋へ行ったり空き家になっている練馬区の実家にいったり「熱情」に挑戦したり、出す予定の本も大体出来上がったのだけれど、見直しが進まず、とにかく色々と四苦八苦している。

やたら長いGWになるべく済ませてしまおうと思っていたら、長男夫婦から孫の世話を頼まれた。既に幾つか予定が入っているので、そうそう何日もみられないが、どこかに連れて行こうと思って、浅草を思いついた。「花やしき」もあるし船に乗ってお台場方面にもいける。孫娘が来た時、「〇〇ちゃん、船にのったことないでしょう?今度お船に乗せてあげるね。」と言ったら、しっかり私を見て「ばあば、ばあばが乗ったら、お船沈まない?」と言われて、最近またウエストが太くなったと感じていたので、しばし唖然とした。父である長男は喜んで「〇〇ちゃん、それ、ばあばが太っているっていうこと?」とご丁寧に聞いていた。子供の発言は悪気がないだけにこたえる。

日曜日、クラスの終わった後、夕方孫達が来た。孫だけ夕食を食べさせてということで、「9時半に迎えに来る」というので、10時過ぎるなと思っていたら案の定10時過ぎに迎えに来た。明日二人共幼稚園があるから、とばたばた帰り支度をして、長男が「あれっ、ドラエモンの足が片方ないね。どうしたんだろう。〇〇、知らない?」と聞いた。ドラエモンは5cm程の小さなフィギャーで見ると確かに片足ない。すると孫息子の〇〇は、「おはなの中」と答えた。ああ、仏壇に花が活けてあるので、そこに入れてしまったんだ、と思いつつ、まさかね、と思いながら顔を見た。すると片方の鼻の上部が微妙に、でも確実にふくらんでいる。えっ!と思って顎を上に電気の方に向けると、少し奥に白い物が!「入ってる!」と叫ぶと長男がすぐ携帯の光でもう一度見て「入ってる!」と確かめた。「ピンセット、ない?」と言うので、「駄目!奥に入ってしまったら収拾つかない。救急で病院へ。」と答えて、それから孫娘の忘れた水筒を取りに来るまで(玄関にかけておいた)夜中まで大騒ぎ。

暗闇に浮かぶバラの花(鼻ではない)

本当に子供は何をするかわからない。ドラエモンの足を「おはな」に入れたらドラエモんになれるとでも思ったのかしら。この話を友達にしたら、「それは一大事だけれど、平和でいいわね。」と言われた。確かに世の中は、テロや火災、痛ましい交通事故が相つぎ、身が縮む思いがする。孫が大きくなるまで、この大騒ぎを感謝で受け止めよう、と思った日だった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください