意外なこと

私も年をとったのか、それとも本当にそういう傾向かわからないけれど、「今時の若者」と自分の価値観、それもマナーに関することで随分ズレがある、と最近そう思っていた。ところが、クラスをするスタジオを開けようとして、前の方が鍵を返してなくて開けることができず右往左往し、結局入るのが遅れクラスにも差し障りがある、といった事が起きた。

私もかなりおっちょこちょいなので、クラスの鍵に関しては返し忘れはないが、そういうこともすると思う。問題なのは、「スタジオで待ってますから。」と連絡してもらって言づけておいたにも関わらず、黙って返しに来て、こちらには何も言わず帰ってしまったことだ。なので、もう一度返すお店に行って鍵を取りにいった。何とこれが二週続いた。しかも違う団体で。

私はクラスができなかったらどうしよう、とやきもきして、いつもだったら20分くらい前から入るスタジオに4分くらい前に入ることになり準備で慌てるし、当然クラスも遅いスタートになった。鍵を持っていってしまったお二人も直接謝ることは今だない。

「今時の若い者は」ではなくて、こういう世の中になってしまったんだな、相手にしたら大して迷惑もかけてない、何しろ結局返したんだから、と思っているんだろう、いい大人なのに、とがっかりしていた。

大きな木に咲く花。何の木かしら。

今日書きたいのはここからです。告げ口ではなくて、これから私のように迷惑かかる人がいるといけないから、と思い、NPOの一ツ橋の担当の学生にこのことを報告して注意を促しておいた。

すると「調べたら、お宅様のいうことに間違いがなかった。これからそういうことの無いように、徹底させます。」という趣旨のメールが入り、その内容も文章もきちんとしていて「へ~、こんなにしっかりした若者もいるんだ。」とびっくりした。私自身、「自分が悪いわけではないから、文句言われる筋合いないもんね。」と思うことが多々あるけれど、世話をする立場の人はこうでなくてはいけないと、とても勉強になった。

私が企業の人事だったら、間違いなくこういう人をとる。なんだったら推薦文を書いてもいい。(かえって怪しまれてマイナス評価になるだろうけれど)最近、世の中の考え方の軸がぶれまくっている様な気がして、ひょっとして私は時代遅れ?という感じもあったけれど、このメールで反対に勇気づけられた。今日一番言いたいことは、「有難う。」です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください