あるミィーディアムとの出会い(1)

以前、クラスにいたWさんは、今、日本科学心霊協会という所にいる。ある日、電話を下さってイギリスから、霊媒師を目指す人を育てていた程の女性の先生が講演にみえるけど、来ない?とお誘いくださった。(霊媒師とは、亡くなってあちらの世界に逝った方と通信して私達にその言葉を伝えることを仕事にしている方達を言います。)良く誘ってくださるのだけれど、忙しくてなかなかいけなかったし、最近両親もあちらの世界に逝ったので、ひょっとして何か言ってくれるかしら、という期待もあった。

その霊媒師はイギリス人でGail Moffat さんという方だ。とても優しい感じで、わかりやすい英語で話してくださった。後でやり方を変えたが、始めはこんな人が来ていて、こんな風に言っているけれど、心当たりの方いませんか?と聞いて手を上げた人に、本当にその人の関係の人かどうか、詳しく聞いて、その人に間違いがなければメッセージなどを伝えていく。

後半、「その人は亡くなる前何年か口をきけませんでした。」と言ったので、はっとして母ではないかと思った。6年前脳溢血で倒れた時、脳の中の言語野という所にダメッジを受け、話せなくなっていたから。しかし「その人は『乳がんで亡くなった。』と言ってます。」と言ったので、あっ、違うと思った。他に当てはまる方がいて、ゲイルさんと話していたが、なくなった原因以外全て私に当てはまったので、聞いてみた。

すると「少し二人がシンクロしてしまいましたが、確かにあなたにも来ているので言っていることをお伝えします。」とおっしゃって下さり、以下のことを伝えてくれた。○喉が悪く、それを医師に上手く伝えられなくて、それが悩みだった。(母は倒れる前から喉、気管が弱かった)○良い写真を選んでくれた(死に顔がとても綺麗だったので、若い時の綺麗に写っている遺影を違和感がないと思い、皆で選んだ)○皆で思い出話をしてくれて、その内の一人がした話で私が『お母様はこんな人まで世話してたんだ、と驚いた。(全くこの通りで、親戚のY君の下宿のお世話をしたことは、その時まで知らなかった)○母にと言って持ってきてくれた物を他の人に渡した(お見舞いに来て下さった方は大抵お菓子を下さったが、母が食べられないものが多く、勿論ご家族の方にでも、という気持ちで持って来て下さったのだけれど、施設の方がとても良くしてくれたので、施設に置いてくることもあった)○何度も何度も会いにきてくれた(最後の三年間はうちの近くだったので、せっせと通うことができた)○自分は料理が得意だった(これも周知のこと)○オシャレな人で、私に「あなたも少しは身なりに構いなさい。」と言っています、とゲイルさん(これを聞いて母だという確信をもった。若い時から全く同じ言葉を何度も言われた。倒れてからも目でいつも服装をチェックされた)○私が良く皆のお世話をして、向こうの世界で母はこのことを誇りに思っている(これを最後に言ってくれた。イギリスで別の方にシッティングした時も同じことを(故)叔父から言われた)

青空に桜が良く映えて、今年は桜がとても綺麗だった

霊魂は向こうの世界で生きてますよ、ということを証明することが、こういう会の目的でこちらから質問することはないが、これだけ、私しか知らないことを次々と言われて母であること、母は向こうの世界で健在だということがしっかりわかり、色々な疲れは吹き飛ぶ思いだった。「天は見てござる」というのは、ただの諺ではなく、事実、と確信もした。

今、この文章を書いていたら、いきなりお線香のいい匂いを強く感じ、ああ、これが所謂「芳香現象」か、書いていいかなと少し迷っていたけれど、いいのよ、と言ってくれたと安心しました。

貴重な経験、霊界とゲイルさんとYさんに心からお礼申し上げます。お母様、有難う。これからも、そちらに行くまで頑張りますね。

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