振り子のような日々

あまり仲良くなかったのに(傍目には)父と同様、母も食べ物、飲み物を一切口にしなくなった。どんどん痩せて、今顔がすっきりして、とても美人だ。お見舞いに来てくれる方が「お母様、相変わらずお綺麗ね。」と言うのを複雑な思いで聞いている。

聞いてはいたが、一つの病院に長くいることは難しく、(それでも病院側はかなり譲歩してくれたけれど)この猛烈な暑い夏、両親のことで飛び回り、かなり体力を使った。(と思った)

今、又病院に戻ってしまった母が、施設の夏祭りの時(9/3)は戻っていて参加できた。私も久しぶりにスタッフの方々とお会いできた。「お痩せになりましたね。」と男性のスタッフさんから声をかけられた。「そうなんですよ。あちこちしたので。」「暑いからしょうがないですね。」「そう。自転車に乗っていても、かなりこたえます。」と言ったら一瞬黙って私の顔を見た後、大笑いして「お母様のことですよ。」と言われた。ああ、介護職のスタッフさんは何はともあれ施設に入っている方を気にしてくれるんだ、とあり難く思うと同時に、これだけ動き回ったから、かなり痩せたであろうという思い込み(希望)がばれてしまって、ちょっと恥ずかしくもあった。
「命あっての物種」とは良く言ったな、と思いながら施設を後にした。

百合、再び。両親へのお見舞いです。


今から父の病院へ向かいます。老後の病気について感じたことなど、又書いていこうと思います。

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