ピアノ発表会(1)

発表会前の心象風景

発表会前の心象風景

9月21日、シルバーウィークど真ん中に、ピアノの発表会が「東京建物八重洲ホール」であった。私は一部の最後。曲目はリストの「海を渡るパオラの聖フランチェスコ」という長ったらしいもので、曲も負けずに12ページという、とても長いものだった。以前、楽本の前にある「小鳥に説教をする聖フランチェスコ」という、これも11ページある長い曲だったけれど比較的楽に弾けたので、今回も大丈夫だろうと思っていた。

日が近づくにつれ、曲が長いばかりではなくソナタ形式(簡単にいうとAーBーAという形式、AとBを練習すればよい)ではなく、つまり2ページずつの違った曲が6曲ある感じなので、猛練習が必要なことにやっと気がついた。しかも普通のアップライトピアノとグランドピアノでは楽譜の位置が高く遠くなるので暗譜してない(できない)者にはかなりハードルが高くなる。いつもと違って会場での事前練習もできないことがわかっている。

久々に追い詰められて、というか大体追い詰められないと動かない性格ではあるけれど、一週間前に多い時は午前、午後とグランドピアノがあるスタジオを借りて練習を繰り返した。宮地楽器の生徒なのでレンタル料は割安だけれど、それでも多大な出費。(涙)でも、家族で旅行に行くことを考えると安いものだ、好きなことを思い切りできる私は幸せ者と思い直し、思いがけなく返ってきた次男も捨て置いて、練習に励んだ。(続く)

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