わからないこと(1)

8月は日本にとって鎮魂の月。色々と考えさせられた。戦争はするかしないかであって中途半端な戦争やグレイゾーンの戦争は存在しない。ここではそういう議論はさておいて、不思議なのは、同じ敗戦国であるドイツと日本の立場の違いである。ドイツはEUの中で主導権を握り、ナチスのしたことを検証し公開し「私達はこのような過ちを犯しました。二度と繰り返しません。皆さんも私達の轍を踏まないでください。」と実に堂々としている。他方日本は謝れ、謝り方が足りない、といつまでも言われ最近はアメリカの植民地か?と思われる様な事態も発生している。どうしてこんな違いが出てしまったのだろうか?

もう秋の気配?あせるな。

もう秋の気配?あせるな。

私はドイツには「人間は過ちを犯す。私達も大きな過ちを犯した。それを無駄にしないことが犠牲者に対する義務である」という姿勢を感じるけれど、日本は「あの時はしょうがなかった。それまでは上手くいっていたのに。」という言い訳がある様な気がする。日本は原爆を落とされた唯一の国だ。戦争をした国は全てそうだけれど加害者であり被害者である。大空襲、沖縄戦も含めて戦争の悲惨さを歴史に刻んだ国として、国の利害というよりももっと大きな視点に立ち、平和であることがいかに難しくそれ故貴重かということを世界にもっとアピールするべきだろう。そして平和に対するポリシーを持った国としてアジアのリーダーになるべきだと思う。

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