一隅を照らす

今、私にできることは「一隅を照らす」ことだと思う。この言葉は天台宗最澄の言葉で、自分の周りの人に対して自分が灯になったつもりで接し、そこだけでも明るい世界を作りなさい、というような意味だったと思う。PTA代表をしていた時、この言葉を使って卒業式のスピーチをした。保護者は感激してくれたが、うちの子供は「何言ってるんだかわからんかった。」と言っていた。

庶民にできることは一隅を照らすことだと思う。もし王様とか領主、天下人だったら全体を照らすことも可能だろう。現代だったらやはり政治家の役割だろう。でもそういう自覚あるのかしら、と思わざるを得ない。せいぜい照らしても自分のお仲間、派閥、よくて党どまり。こういう世の中では大勢の一隅を照らす庶民が必要だ、と思うこの頃である。

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