怖い映画の話

ある人に勧められて、怖いDVDを見た。「エクソシスト」と「オーメン」。両方評判になっただけあって、確かにおぞましく怖い。でも前と違って余裕を持って見ることができた。何故かというとある本を読んだ後だったから。

昭和記念公園の竹の芸術

昭和記念公園の竹の芸術

とても悪賢くその上世知にたけた男がいた。自分のためなら、詐欺、裏切り、殺人と何でもして、死んでから後も悪魔と取引をした。人に憑依して自殺に追い込んだり、人生を破滅させたりした。そしてとうとう地獄の最下層に落ちるのだが、そこで散々な苦しみを味わった後、「神様だけは人間の苦痛の一切を知っておられる」ことに気づき、そこから悪戦苦闘して地獄から抜け出していくという話である。

結局私がこの話で知ったのは、極悪人も悪魔も神の摂理の内にあるということ。また神は全ての人の悲しみを知っていて、どんな人でも永久に見放すとことはないということ。他の人はどう思うか知らないけれど、私は直感的にこれは信じることができると思った。怖いものの正体を見てしまった気分になり、それでも決して近寄りたくはないが、不思議と悪霊とか悪魔に対する怖さがすーっと小さくなってしまったのだった。

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