ドリアン助川先生の詩の講義

久し振りにドリアン助川先生の詩の講義があった。宮沢賢治、高村光太郎、草野心平の代表的な詩の朗読と、その三人が苦しい時代の中でどう関わっていたかをとてもわかりやすく伝えて下さった。

今回は草野心平の話が深く心に残った。今まで「蛙」の一連の詩を読んでもあまりぴんとこなかったが、人となりの理解を深めたことによって、ある滑稽さの裏にある哀しみのようなものが伝わってきた。

華やかな花々。三人の芸術家に捧げたい。

華やかな花々。三人の芸術家に捧げたい。

一番感動したのは、ドリアン先生が三人に対して「創作とはなんですか?」と質問してこう答えるだろう、という所だった。三人の創作に対しての姿勢を良く表していたし、才能あふれる芸術家達であったにも関わらず、不遇であった三人への先生のやさしいオマージュにもなっていた。俄然、詩集を読み直したくなった。また、今日の講義を詳しく本にもして頂きたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください