回復傾向の母

母の回復が著しい。分る言葉が増えてきた。御前様のご逝去を含め、色々なことを報告すると、ふ~んという顔をする。下手な歌を歌ってあげると嬉しそうににこにこする。まだまだ何を言っているのだかよく理解できないが、何となくコミュニケーション出来ているようで幸せになる。

歩いた先が闇ではなく、光でありますように。

歩いた先が闇ではなく、光でありますように。

母も私との時間が楽しい、と感じてくれている様で、しばらく行かないと多分それを怒ってだろうけれど、この前は泣かれた。でも、ちゃんと記憶もしっかりしている、とほっとする。時々、うちに連れて帰りたい衝動にかられる。でも温度、湿度の管理、食事、風呂、排泄の介護と考えると無理だなーと思ってしまう。

倒れた直後は、母の様になったら一切の延命措置は止めてもらおう、と決めていた。でもこれだけ回復して一時でも幸せな時間が持てるなら、頑張ってもいいか、だけれど息子達は今よりも大変さが予想される将来、自分達が生きるのに精一杯で親どころではないだろう、と揺れる胸の内だった。

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