月別アーカイブ: 2015年8月

わからないこと(2)

日本は今や原子爆弾を五千個作れる国、というのを新聞で読んでぎょっとした。原発を動かしたいのはこういう絡みもあるのかしら?確かに本当に戦争になったら、オスプレイが配備されても(打ち落とさなくてもよく落ちる)戦車があっても核のボタン一つで決着がつくだろうということはこの前書いた。今大国は中国、アメリカ、ソ連だけれど、文字通り大国で日本とは面積が違う。技術的に見てレヴェルはほぼ同じとして、一つ落とされても国民が他に逃げ場がある所と逃げ場がほとんどなくなってしまう日本では、始めから結果が目にみえている。先の大戦でも「飛行機に竹やり」の発想だった国だからしょうがないかもしれないけれど、武器という土俵にたつと圧倒的に不利であることを良く考えてほしい。

スイスは核を持っているという話は聞いたことがない。スイスといえば核シェルターが有名。徹底的に防衛を考えている。小さな国、日本も戦争、武器輸出という大国と同じ土俵に立とうとしないで、平和を重んじ、思想的に尊敬され、世界中が日本の文化と食に憧れる国になった方が余程いいと思う。それこそが「美しい国、日本」ではないだろうか?

花のピンクが可愛かった。何ていう花かな?

花のピンクが可愛かった。何ていう花かな?

これを書いている今、中東でも暴力が勢いを増し、文化財や遺産が次々と破壊されている。これは「過去からは何も学ばないし、尊重も尊敬もしない。今生きている我々だけが正しい。」という表明であるようにも受け取れる。多分、神から見たら何と傲慢なことだろう。過去を捨てて、暗闇に向かっていくのだろうか?しかし日本も色々な事件を見ていると他人事ではないような気がする。せめて日本は世界に精神世界で「一灯を照らす」存在でありたい。

わからないこと(1)

8月は日本にとって鎮魂の月。色々と考えさせられた。戦争はするかしないかであって中途半端な戦争やグレイゾーンの戦争は存在しない。ここではそういう議論はさておいて、不思議なのは、同じ敗戦国であるドイツと日本の立場の違いである。ドイツはEUの中で主導権を握り、ナチスのしたことを検証し公開し「私達はこのような過ちを犯しました。二度と繰り返しません。皆さんも私達の轍を踏まないでください。」と実に堂々としている。他方日本は謝れ、謝り方が足りない、といつまでも言われ最近はアメリカの植民地か?と思われる様な事態も発生している。どうしてこんな違いが出てしまったのだろうか?

もう秋の気配?あせるな。

もう秋の気配?あせるな。

私はドイツには「人間は過ちを犯す。私達も大きな過ちを犯した。それを無駄にしないことが犠牲者に対する義務である」という姿勢を感じるけれど、日本は「あの時はしょうがなかった。それまでは上手くいっていたのに。」という言い訳がある様な気がする。日本は原爆を落とされた唯一の国だ。戦争をした国は全てそうだけれど加害者であり被害者である。大空襲、沖縄戦も含めて戦争の悲惨さを歴史に刻んだ国として、国の利害というよりももっと大きな視点に立ち、平和であることがいかに難しくそれ故貴重かということを世界にもっとアピールするべきだろう。そして平和に対するポリシーを持った国としてアジアのリーダーになるべきだと思う。

暑~い話

とてもとても忙しくて疲れた8月の主な行事が(まだ気功クラスが残っているが)ほとんど終わり、昨日今日涼しかったので一息ついて、やっとパソコンに向かっている。

豊橋は父母の故郷であり、私は住んだことはないのだけれどお盆の用意もあり8/8~8/11に父と次男で車で出かけた。豊田の叔母と従姉妹に会いに行く前日、あろうことか右眉を半分切り落としてしまった。行く途中すごく気になって鏡を見ると、お墓で働いたせいか眉墨(古!)が流れてしまっている。コンビニでアイブロウを買おうと立ち寄った時のこと。

奥に見えるのが札幌セミナーを行なったガラスのピラミッド。モエレ沼公園、広いでしょう?

奥に見えるのが札幌セミナーを行なったガラスのピラミッド。モエレ沼公園、広いでしょう?

お店の中で商品を見ていたら、車に残った次男が「喉が渇いたから何か買ってきて」と言ったのを思い出し、熱中症になるといけないのでお茶を買って車に急いだ。次男は稼いだお金をつぎこんで白い少し大きめの車を購入していた。迷うことなく車に突進してドアを開けた。目の前に見たのは。。。。。。熱く抱き合った二人の男女。あっと思い、「失礼いたしました」とドアを閉め後ろに回ると、横に次男の乗っている同じ色の白い車が。。。ペットボトルを渡しながら「アハハ、車、間違えちゃった」と言いながら隣の車を見ると、私を睨みつけている二人の男女。(紛らわしい車で横に並べて駐車するな)

お店に戻って目的の品を買い、ついでに店員さんに事の成り行きを話した。「今時の人はロマンがないね。こんな熱い時に狭い座席で抱き合わなくってもね。」と言ったら「奥さん、面白い。又来てください。」と、とても受けた。窓の外に目をやると、くだんの車が駐車場から出て遠ざかっていくところだった。