月別アーカイブ: 2013年12月

日本はどういう方向へ

日本はどこへ行ってしまうのだろうか?海外に出た時は日本の便利さ、居心地の良さ、食事の美味しさを思い知らされた。日本独特の自然の美しさも見直した。でも平和な日本にいる間にそれが当たり前になってしまった。もう少し世界に目を凝らして日本の良さを自覚すべきだったのではないだろうか?

沖縄問題を見ていると、日本はアメリカの植民地かと思ってしまう。武器や原発を作って売ると、景気はよくなるかもしれない。しかしそれは人を殺す道具であり、安全性は何一つ保証されていない代物だったりする。今地球で一番貴重なものはもはや命ではなくお金なのだろうか?そして人が他の命、植物や木、動物、昆虫をこれ程粗末にしていいのだろうか?

美しい日本、いつまでも

美しい日本、いつまでも

聖徳太子は「和をもって尊しとする」とおっしゃった。その和は人同士は勿論のこと、他の生きとし生けるものも包括しているはずだ。友達が「殺し合わなくてもいずれ死ぬのにね。」と言ったけれど、それが新聞にも出ていた。マザー・テレサが「諸悪の根源は利己主義」というようなことを言ったけれど、個人レベル、国レベルでそれをひしひしと感じた年の瀬だった。

気功クラスの反省

国立で今年最後の気功クラスを行なった。国立は八王子や浦和から来て下さっている方達もいらして、4月から月2回、夏休みも入れないで良く通って下さったし、続いたと思う。去年から始めた気功教室、色々反省点がある。至極当たり前のことだが、みんながみんな気功師になりたいわけではない、ということもやっとわかった。これは全体の期間設定に関係してくる。またお互いの人間関係にも目配りが必要。

どこから見ても聖なる富士山

どこから見ても聖なる富士山

言い訳になるが、病気になり施設にも入っている親や独居の親がいる中で、一人で気功の何もかもやるのは本当に限度があった。(でも、あれもこれもやっぱりやりたい)教室だけは主催している責任があるので何とか迷惑かけないでやってきた。(つもり)

気功クラスを開いてみて、一番わかったことは、何でも「やってみなければわからない」ということ。自営業者の苦しい立場や気持ちも少しは実感できた。「逃げた」ところは必ず結果に現れた。個人向けの気功クラスがいつまで続けられるかわからないが、どういう形にしろ気功を通して社会との接点を持っていきたい。またある程度習得して下さった方達にも、(希望なさるなら)活躍できる場を作ってさしあげたい。それには、まだまだ社会にアピールする私自信の力が足りないので、それがこれからの課題になるだろう。

大波小波

早い!もう今年は終わってしまう。時間は本当に容赦ない。「いつも駆け回っている。」というようなことを言われることがあるが、今年しようと思ったことも道半ば。要領が悪いのだろうか。満足しようと思ったら、簡単。やろうと思うことを少なくすればいいのだ、けれど。。。

もうすぐこの風景ともお別れ

もうすぐ、この風景ともお別れ

特に8月下旬に、長男に結婚することを告げられてからは忙しくてあっという間だった。あれよあれよという間に時間が過ぎ去っていった。(お金も飛び去っていった)夢中で過ごすというのはいいことなのか、悪いことなのか。気功クラスで瞑想すると5分ってこんなに長いのかと思うけれど。忙しいと充実はしているのだが、時間は短い。

毎日毎日やることが多いと、のんびりと本を読んだり、着物をリフォームしたり、ピアノを心ゆくまで弾いたり、と自分の中だけで閉じる世界に憧れる。でもきっとすぐに物足りなくなるだろう。我儘を自覚して時間と競争していくしかなさそうだ。

楽しい会色々

一枚の紅葉が頑張っていた

一枚の紅葉が頑張っていた

今日はもう水曜日だけれど、土、日は三つも会があり、せっせと参加した。一つは前々から伺いたかった方のおうちにお邪魔して、始めにトークを聞き簡単な昼食をはさみ、かなり近い距離からお話する機会があった。「オペラを自作自演して欲しい」と言うと「新作オペラは大抵成功しない。やりません。」「始めは小さくやってそれから海外に出ればいい。」と提案したら「あなた、その大金出してくれますか?」と精神世界の方にしてはとても現実的なお答えで、それはそれで大変面白かった。なぜかその後怒られて(「怒っていませんよ。」と怒っていた)帰ってきたのだが、不思議と温かいものが心に残った。

後二つは、英語教室の忘年会、と次男の高校の時の先生とそのクラスのママ友、という何か珍しい会。後者は話題の切手ビルの中の中華料理店で行ったが、普段の昼食では決して食べない豪華かつおいしい食事で(メンバーのコネも効いた模様)「今年は仕事も趣味も頑張ったし、母の所にもできるだけ行ったし、これはご褒美だな」と勝手に解釈して遠慮なく堪能した。三つの会に共通していたのは、気取る必要がなく自分を出せて心から楽しめたこと。

私がいることができる場所はこんなにある、と嬉しかった。でも遠出だったり着物を着て出た会があったこともあり、月曜日の午前中はぐったりしていた。今は元気です。

従姉妹の書道展受賞

先日、従姉妹の書が東京新聞主催の書道展で奨励賞を取り、お祝いに池袋のワールドインポートマートに行ってきた。この従姉妹とは一緒に暮らしたこともあり、妹のような存在だ。結婚の時も応援したけれど晩婚のこともあり、一人娘が巣立ったときに空の巣症候群にならないためにも、「書道の先生」になることを強く勧めていた。

母親譲りなのか、習ったわけでもないのに若い時から字が上手く、これは一種の才能だなと思っていた。本人も幼子を抱えながら毎週1時間以上かけて書道塾に通い、「お金がかかる」とふーふー言いながら、書道名を頂くまでになっていた。

居間から公園を望む

居間から公園を望む

今回の書道展は全国から集まった書の三次審査まであり、「実力」勝負の展覧会で彼女の書は勢いがあり、間もよく、短期間でよくここまでになったと感心した。半紙が大きいので字が上手いだけでは書ききれない。字に対する空間的センスといったものが必要で、アメリカに渡って美術を専攻して作品を作ってきたのも役にたったのだろうと感じた。自分で「遅咲き」と言っていたが、そんなことはない。これから花を咲かせようとしている一回りも年上の女がここにいる。とにかくおめでとう!前進あるのみ。

甲府収穫祭

甲府の紅葉も綺麗でした

甲府の紅葉も綺麗でした

11月29日に「エンジン01文化戦略会議」と銘打ったオープンカレッジが甲府であって、オープニングシンポジウムに江原啓之さん、乙武裕匡さん、中井美穂さんのトークショーがあったので行って来た。林真理子さんが幹事長として頑張っていて、パンフレットを見たら今活躍している錚々たるメンバーが参加していて驚いてしまった。しかもみんなボランティアというので頭が下がる。

教室での授業も満載で、今回は無理だったけれどとても魅力的だったので、又あれば三日間通いたいと思ったほどだ。トークショーは一時間半でたったの500円。江原さんの講演会は何度か行っているけれど乙武さんは初めてで、思っていたよりずっと骨太でたくましい方という印象を受けた。ネットでの誹謗中傷、罵詈雑言についての意見はスピリチュアリズム的見地からと「五体不満足」でもひるむことなく色々な経験をなさってきた方との意見がぴったり一致して、それがとても印象的だった。

お二人共普通以上に、世間の荒波を何度も越えてきた方達だと思うのだけれど、全く暗いところがなく、物事を全て自分の頭で考えてきて、自立し自律している姿を見ることができた。中井さんは私達目線で質問して下さり、わかりやすくしかも何度か笑った面白い、トークショーだった。冠雪の富士山も文化センター玄関からしっかり見えて、色々と啓発された良い一日となった。