月別アーカイブ: 2013年5月

橋下氏が言うべきだったこと(18才未満お断り)

橋下氏の発言が騒動を招いている。(書くには少し遅いけれど)始めの印象は男の本音が出てしまったな、という程度だった。よく考えると沖縄のことを思っているようで、実は沖縄をアメリカの植民地と考えているようなアメリカの立場に立ってしまっている。露骨に言うと、何故兵士の性欲処理のadviceをしたのか?

入りそこなった成川美術館の喫茶店

成川美術館のロビー

橋本氏の言うべきことは、沖縄に見境もなく少女を襲うような下品な、もっと言ってしまえば獣のような兵士を送り込まないで、沖縄の人や文化に敬愛を持つことができる、教養のある兵士を置いて欲しいということではなかったのか?沖縄に米軍がいることがいいかどうか、の議論はさておいて、とりあえず女性の安全を守るにはこれしかない、と私は思う。

「朗読」とはどういう行為か

やっぱり生きているお花が好き

やっぱり生きているお花が好き

ドリアン助川さんの立川での朗読の授業は、今日で終わった。久しぶりに文学的世界を堪能できて充実していた。「朗読」とは、詩や文章から受け取るイメージを他者に伝える行為である。イメージを持つ、持たないでは朗読の説得力が違い、受け取る側は自分なりに又そのイメージを膨らますだろう、と教わった。

詩を読むと、詩人の気持ちの底がわかる。宮沢賢治、高村光太郎、草野心平などを読んだのだが、他者に向けて読むには、確かに自分がどれだけその詩が作る世界を捉えられるかが迫られる。ピアノを弾いている時は手という肉体を通して、作曲家の内面に入っていく感覚だが、朗読は発声器官から詩人の精神世界へ侵入する行為だと思う。明日もこの続き。

夢の修学旅行

夢の修学旅行、のような旅をしてきた。こちらは何ヶ月も前からの計画で気功師としても是非参加したかったので、気合を入れて行ってきた。どうして修学旅行かというと、共に学んできた仲間達と一緒で大勢(バス7台)だったから。

石畳も美しい箱根美術館

石畳も美しい箱根美術館

先生の庵(本当は自然をふんだんに取り入れた邸)を訪れ命の息吹を感じ、芸妓見番歌舞練場で始めて端唄、小唄の粋な踊りを見た。少々疲れていたので眠くなるのでは、と思っていたけれど踊りが歯切れ良く展開していったので飽きることはなかった。総じて日本の良さを体感した旅だった。うちに帰れば山のような家事と邁進しなければいけない気功の仕事。でも旅行の気功的、着物的成果はバッチリです。皆様にいずれ還元します。

吉祥寺でデート

もう先週のことになるが、次男のお友達が結婚したのを祝ってママ友達と吉祥寺で会った。mothersでランチをとり、その後久し振りに井の頭公園に行った。前回の時は、次男が予定日を10日過ぎても生まれず、困って自動車で公園まで乱暴に運転してもらい、公園内を一生懸命歩いた覚えがある。今回も次男つながりなのが面白い。

芦ノ湖遊覧船

芦ノ湖遊覧船

貫禄ある花子にあったり、ネズミの親分のような動物を見たり、Sさんが北村西望の「笑う少女」という彫刻を見ようというので、探して彫刻館で見つけたりしてとても楽しかった。私はこの人を知らなかったのだが、長崎の平和祈念像の作者で、力強く躍動的な作品をここでいくつも目にすることができた。平和記念像の実物大のレプリカもあり、その予想外の大きさに驚いた。マダム達にも十分楽しめる公園なのでした。

ポイント消化の旅行

4月と5月で熱海と箱根に行った。ブログを見て下さっている方は、余程この人は旅行が好きなんだな、と思って下さっていると思う。好きは好きだけど、ちょっと違う。実はポイントに追われているのだ。以前はほとんど旅行しなかった。だから自由に行けるポイント制のリゾートクラブなるものに入った。でも母が倒れたり、家族全員忙しかったりで、やはりなかなか行けない。

箱根美術館の庭

箱根美術館の庭

そうこうしているうちに、ポイントの期限が迫ってきた。(一年ごと)捨てるのはもったいないので、慌ててどちらかと言うと少し無理して旅行している。T先生主催のアップルクラブの合宿で使って下さい、といっておいたのにいつの間にか立ち消えになったようで、結局うちがポイント消化目的の旅行をしている。でも不思議と必ず気功の面から見てとても役に立つ所を発見するので、有難いことと思い感謝はしている。「結局旅行して遊んでんじゃん」と思っていらっしゃるT先生、そういう訳なのです。ポイントはまだ消化出来てません。ポイント数は下から2番目なのに。。。

K&K 教室

いつか、といっても早くしないと更に年をとってしまうが、K&K 教室を夢みている。一つのKは勿論、気功のKで、これはもう始めている。今ある教室を持続して、じわじわと広げていくことが出来ればいい。私としては、気功はこれまで生きてきた世の中に対する恩返し的仕事、と捉えている。いつも気合を入れてやっている。

箱根ケーブルカー(久し振りの出会い)

箱根ケーブルカー(久し振りの出会い)

もう一つのKは着物のK。ひと昔前は着物をきている女の人はそう珍しくなかった。今は着物姿の人を見かけたら「おっ」という感じで見てしまう。私自身も着物を着るが母のように毎日着るわけではなく、せいぜい一ヶ月に2.3回。夏に着る絽とか紗については、たった一度も着ていない。今や巷では着ない着物があふれていて(処分されて大分減っているとは思うけれど)日本の文化にとっても大変もったいないと思う。だから着物を着るかせめてリフォームして、着物を生かしてあげたいと思う。Yさんと話したら、洋裁の技術があるという。ひょっとして何か楽しみながらできるかなと思っている。こちらは教室というよりも「着物を生かそう同好会」みたいなもの。でも同好会で完結ではなく、輪を広げて行きたいな。

T先生とYさんのhelpに感謝

今日はT先生とYさんにHPとチラシの作り方について教えて頂いた。お二人とも手とり足とり、という教え方ではないけれど、実際していることはこの時代に珍しい程親切なことだと思う。一応ビジネスということでやりとりしているが、多分私だったら「バカバカしくてやってらんないわ。」と思うだろう。とにかくまともに相手にしてくれるだけ有難いことです。

夕方の芦ノ湖

夕方の芦ノ湖

T先生はプロだけれど、PCスクールでもその実力で一目置かれた存在。Yさんは私と同じ頃入った生徒だったはずだけれど、落ちこぼれの私と違って努力し、HPも自由に作れるほどに実力をつけた。私も何とかついていこうとしたが、こんな実力がある人達が近くにいて私がしゃかりきになる必要はないわ、というeasy way(安易な道)を選んだのだった。そうそうもう一人、英会話スクール経営のYさんもPCが得意で何かとお世話になっている。二人のYさんがコンピューターのことについて話していると外国語に聞こえるので、私は漫画を読んでいる。私も気功ではimprove(進歩する)を目指しています。

美しく洗練されたモダンバレエ

花瓶と花の取合せが見事

花瓶と花の取合せが見事

今テレビで「NHKバレエの饗宴2013」を見た。どれも素晴らしかったが、東京バレエ団のモーリス・ベジャール振り付けの「春の祭典」には衝撃を受けた。音楽が逆にこのバレエのために作られたのか、と錯覚させる程振り付けに存在感があった。またこれ程、現代では訳がわからなくなっている男性性、女性性をしなやかにかつはっきり表しているものはないだろう、と感じた。

東京バレエ団の踊り手達も、よくこの振り付けの意図を理解してほとばしる情念を表現していた。ストランヴィンスキーも、自分の音楽の解釈の目新しさに目を見張っていることだろう。やっぱり芸術って凄い。地球や自然に対する人間の仕打ちにほとほと嫌になることがあるが、今日は、人間しか作り出せない芸術の一つに素直に感動した。

箱根へ小旅行

天気が良いので箱根へ行ってきた。思ったより近い。ケーブルカーと並行している細い坂道の途中にあった写真美術館では、地元の人でないと撮れない富士山の写真を写真家のお父様が丁寧に説明してくださった。同じケーブルでもうひと駅行くと(歩いても十分行ける)箱根美術館がある。これは熱海のMOA美術館の創業者と同じ岡田茂吉さんが建てたもの。(茂吉 岡田 Association でMOA なのだと教えて頂いた。 納得)庭園の広さと手入れの素晴らしさに感激した。庭を埋めた苔も美しかった。

珍しい琳派風の庭

珍しい琳派風の庭

驚いたのは岡田さんがある治療法を皆さんに伝授していたこと。その理念と治療の写真を見て、ビックリ。私が気功教室でしていることとほぼ重なる。人間は「真・善・美」を重んじることが大切とも言ってるが、気功の方面でもお世話になっている先生からも何度も聞いた言葉だ。熱心に見ていると、どなたかがstuffに「何度来てもお休みで、今日やっとご縁があったのよ」と言っていた。庭園もなかなか見られないらしい。呼んで下さったかもしれない岡田茂吉翁に感謝した。

受け入れ難いこと

福島であんなに扱いが大変なことが分かった原発を、どうしてトルコに輸出できるのか。トルコも地震が多い国ではないのか。ある新聞では「原発じり貧状態の打開策」というような記事があった。どう思ってみても私にはわからない。

自然が見せる豊かな表情

自然が見せる豊かな表情

もう一つは日本の子供の貧困率の高さである。(貧困率とは全世帯を所得順に並べ、丁度真ん中にあたる世帯が得ている所得の50%未満の所得の世帯に属する17才以下の子供の割合)特にひとり親家庭の子供の貧困率が大変高く、格差大国アメリカの48.9%を上回る57.3%。母子世帯に限っても83%の親が働いているにもかかわらず、である。ここでも正規、非正規が大きく関係してくる。OECD加盟の主要10カ国の中で、日本だけが最近20年間で子供の貧困率を上昇させ続けた唯一の国らしい。子供達は国の未来である。真剣に考えていかないと、日本は本当に滅んでしまうだろう。それでなくてもこの時代に、お腹を空かした年端のいかない子供たちが大勢いると思うと心が痛む。