Daily Archives: 2012年11月6日

出会いは別れのはじまり

母が今日リハビリテーション病院を出て、介護施設に入った。時間をかけて説明したつもりだったが何もわかっていなかった。(がっくり) 泣き叫ぶのを迎えの車椅子に移し、心配そうな見送りの先生や看護師を余所目にタクシーに乗り込むと、けろっとして窓の外を珍しそうに見ていた。

この病院では本当に親切にして下さり、幾多の我儘もできる限り聞いてくださった。つくづくluckyなご縁だったと思う。最大感謝。母も最期の一ヶ月で鼻腔栄養も外れ、自分でたくさん食べれるようになった。これからリハビリが少なくなるので、退院した頃が一番のconditionだったね、ということのない様、私も気功頑張るし、施設にも働きかけていくつもりだ。

失われた20年

SMAPの「世界にひとつだけの花」が30年間分配額topのニュースで「日本の失われた10年の後に出てきたこの曲は...」と言っていたので、「えっ、今の方が失われてるんじゃないの?」と言ったら三男が「だから失われた20年って今は言うんだよ。俺の人生、ほとんど失われているんだ。」と悲観的なので「いいじゃない。始めの三年よかっただけでも。」と返しておいた。「覚えてねえよ。」とぼやいていたけど。

考えてみたら、自分はとてもいい時期に生まれて高度成長を謳歌し、働いている時は郵便局の利率、9%台という夢のようなこともあった。複利だと10年で約2倍になる。まだまだ自然も豊かでのんびりした時代だった。人は幸せを追い求めているはずなのに、なんでこうなるの?と思う。一つには明らかに調和より競争の方をとったからだろう。また便利の追求で人が置き去りにされた。でも私は謳歌してしまった世代だし、やはりなんらかの社会貢献しないと子供世代から見ると”不公平”になるのだろう、と思う。