Daily Archives: 2012年10月23日

母の転院

今年は母のことで一年終わってしまいそうだ。3/31に倒れて一命はとりとめたものの、重い後遺症が残った。着物を着ること、おしゃべりすること、料理を作ること、おいしい物を食べることが好きだったのに何もできなくなって、全て介助されているのを見たとき、本当にこうして生きていることが幸せなのか、と何度も自問した。でも「奇跡的」に良くなって(リハ病院は本当に良くやってくれた)自分でご飯を口に運べるようになった。三分の一くらいこぼすけれど。

言っていることはほとんどわからない。わからないので母は怒る。時には大声を出す。始めは暗澹たる気持ちで帰ったが最近は機嫌が悪くなると「それじゃあね。」と這々の体で逃げ帰る。やっと今の状況に私が慣れたと思う。人間は順応できるんだなと感じている。苦難の一つの乗り越え方。考えても悩んでも答えがみつけられない事はしばらくは思考停止する。

母の関係で参ったことは、母の話をすると気功師なのに何やってるの、という反応があること。気功師は超能力者ではない。まれに奇跡を起こせる人もいるが、まだそれ程神に私は見込まれていない。母に関しては頭に邪気があったので、とってはきた。しかし因果関係を証明できるわけではなし。これが気功の難しいところ。でも良くなって表情が明るくなった人達の顔を見ると、とにかく気功が認められる努力だけはしておこう、と思うこの頃だ。